◇「オーデコ」とは?
「オーデコ」は、視覚障害者の歩行を助ける歩行補助器です。
万能ではありませんが、トレーニングを受けて使いこなしていけば、1人での外出が出来るようになりますので、視覚障害者の人の生活の質は飛躍的に向上すると思われます。
「オーデコ」が普及すると、自宅に閉じこもっている多くの視覚障害者の人が1人で外出できるようになり、社会復帰や自立も可能になるのではないかと期待しています。
※「オーデコ」は、東京大学と㈱アイプラスプラスとの共同開発で、2009年5月に製品化されました。
◇テレビ動画
●読売テレビ ~ 「オーデコ」を使用して、視覚障害者の人が実際に街を歩いています。
●「オーデコ」デモ~「オーデコ」を使用して、視覚障害者の方がスイカ割りや玉入れをしたり、ケーキ屋でケーキを買ったり、東京タワーの場所を確認したり、1人で地下鉄に乗り降りをしています。
●夢の扉① ~ 2008年に放送されたテレビ番組です。
●夢の扉②
●夢の扉③
◇「オーデコ」でできること
●遠くにあるものが分かる
「オーデコ」には距離の制限がありません。周りの環境に合わせてカメラを向けることで、素手や白杖では届かない距離のものも分かります。
・白杖より早く危険を予測でき、安心感が増す
・遠くにあるものを「目印」にして前進できる
・道端に停められた車や自転車の存在が分かる
・自分の立っている道の延びているいる方向が分かる
・ドアや柱にぶつからずに通過できる
・方向を見失わない
●連続する動きが分かる
「オーデコ」は、人や車などの動くものを、連続した刺激で捉えることができます。風や反響のために音情報が使いにくい環境での情報取得に役立ちます。
・前を行く人を追って歩くことができる
・並んでいる人の後ろにつくことができる
・エレベーターや電車の扉の開閉が分かる
・人の出入りの有無が分かる
・車の流れが分かる
●平面的な情報が分かる
白杖での伝い歩きがしにくい商店街や駅構内、直角に交わらずに渡りにくい交差点などで、地面に引かれた白線や横断歩道を捉えて歩くことができます。
・横断歩道の線を捉えて確実に道を渡れる
・白杖で捉えられるものが無くても歩ける
・白線を辿ることで蛇行せずに真っ直ぐ歩ける
●触れない、触れたくないものを確認できる
近くにあっても、触れたくないもの(危険物など)や触りたくないもの(不潔なものなど)を、素手や白状を使わずに確認することができます。
・トイレで、便器や紙、汚物入れなどの位置を確認できる
・博物館の展示品の大きさや形を鑑賞できる
●他にもこんなことができます
・簡単なカタカナや数字などは読むことができます
・ボーリングなどのゲームを楽しむこともできます
・ケーキ店でケーキを買うことができます
・地下鉄の乗り降りができます
◇「オーデコ」本体
・左端 ~ カメラ内臓のヘッドバンド
・真中 ~ 「オーデコ」本体
・右端 ~ バッテリー
※小型軽量で持ち運びに便利です。
◇「オーデコ」での”見える”仕組み
- ヘッドバンドについている小型カメラで、前方の画像を撮影します。
- コンピューターで、撮影した画像の輪郭だけを取り出します。
- 輪郭を電気信号に変えて、額に電気刺激として伝えます。
- 額の電気刺激を感じとって、画像の形を認識します。
